大和 FA権行使示唆 オリックスなど動向注視に「話聞きたい」

[ 2017年10月27日 05:30 ]

ノックを受ける大和(左から2人目)
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 国内フリーエージェント(FA)権を初取得した阪神・大和内野手(29)が26日、権利の行使を示唆し、悩める胸中を明かした。25日に球団側と話し合い、複数年契約とみられる条件提示を受けた一方、オリックスなどが複数球団が動向を注視。他球団との交渉も視野に入れている考えを初めて公にした。

 「昨日の練習後に話しました。悩んでいます。すごく。具体的な話もしてもらったし、すぐに答えが出ることじゃない。いろいろ(他球団の)話も聞きたいという気持ちもあります」

 内外野いずれを守っても超一流。打撃では今季から両打ちに転向し、規定打席未満ながら打率・280で新境地を開いた。今季の推定年俸5000万円はBランクとみられる。FA宣言すれば、金銭面だけでなくレギュラー確約などの条件を用意する球団が出てくる可能性もあり、争奪戦が濃厚だ。12年間在籍した阪神への愛着も強く「何かきっかけがあればいいけど…。悩み込んでいます」と複雑な表情。球団側は全力で引き留める構えで、今後の動向に注目が集まる。

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2017年10月27日のニュース