【Wシリーズ舞台裏】マエケン活躍で響くオルガン「上を向いて歩こう」

[ 2017年10月27日 09:45 ]

ワールドシリーズ第2戦   ドジャース6―7アストロズ ( 2017年10月25日    ロサンゼルス )

ドジャースタジアムのオルガン奏者ルールさん
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 9月、ドジャースタジアムでオルガンによる「上を向いて歩こう」の演奏が復活した。7代目のオルガン奏者ディーター・ルールさん(48)は「日本のメディア関係者から、95年に野茂がデビューしたとき前任者ナンシー・ビー・へフリーが弾いて大好評だったと聞いた。それでレパートリーに入れたんだ」と説明する。

 弾くのは前田が三振を奪ったり、打席で活躍したとき。「ケンタは私が採用された年に入ってきた。チームのために頑張ろうとする気持ちも好き」と言う。球団がオルガン奏者を最初に雇ったのは1942年のブルックリン時代。不在の時期もあったが、ドジャースタジアムができて復活した。「私は子供の頃からド軍ファン。当時の奏者はヘレン・デルさん。彼女のアルバムを買うほど好きだった」と懐かしむ。

 この日も前田が登板したが、奪三振はなく「上を向いて歩こう」は演奏しなかったが、7回に「TAKE ME OUT TO THE BALL GAME」を弾き、満員のファンが合唱した。 (シリーズ取材班)

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2017年10月27日のニュース