ソフトB工藤監督無念 “黄金の右手”出番なし 箱に手を入れる前に…

[ 2017年10月27日 05:30 ]

プロ野球ドラフト会議=ソフトバンク1位・吉住晴斗投手(鶴岡東) ( 2017年10月26日 )

苦笑いの(右から)ソフトバンクの王球団会長、工藤監督
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 ソフトバンク・工藤監督の「黄金の右手」にチャンスは巡ってこなかった。15年は3球団競合の県岐阜商・高橋、昨年は5球団の創価大・田中を引き当てたが、早実・清宮、履正社・安田、仙台大・馬場と全て残りクジで、箱に手を入れるまでに勝敗は決した。

 「(清宮は)王会長が思いを乗せた選手だし、期待に応えたかった」。クジを3度、外したのは10年のオリックス・岡田監督、13年の日本ハム・栗山監督以来3度目。15、16年と同じラッキーカラーの青色のネクタイも今回は通じなかった。

 「外れの外れの外れ1位」で指名した鶴岡東の吉住は、自らビデオでチェックし推薦。「体にバネがあり、昔でいうなら、西武で一緒にやった渡辺久信。ストレートで押せる投手」。左右の両輪で黄金期を支えたライバルに姿を重ねた。

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