東大 宮台 日本ハム7位指名 清宮には「若い頃から注目され、見習うところも多いと思う」

[ 2017年10月26日 20:37 ]

日本ハムから7位指名され笑顔を見せる宮台
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 安どの笑みがこぼれた。7位指名のラスト、会議開始から2時間20分が経っていた。日本ハムから指名された東大・宮台康平投手(22)は「とても不安でした。呼ばれた時はホッとしたし、本当にうれしく思う」と心から喜んだ。

 04年ドラフトで横浜に入団した松家卓弘以来、東大史上6人目のプロ誕生へ。全員が投手で、難関の法学部出身は初めて。過去最多勝は東大卒1号で65年大洋入団の新治伸治が挙げた9勝だ。「先輩方がチャレンジしてできないこともあった。そこに挑むのはやりがいがあるし、ワクワクしている」と東大卒初の通算2桁10勝を最低ラインに、先輩たちを超えることを誓った。

 同期生として1位では7球団競合の末に清宮が入団する。「若い頃から注目され、見習うところも多いと思うので。いろいろと話していきたい」とスター街道を歩む4学年下の同期を高く評価。同時にコミュニケーションを重ね吸収しようとどん欲な姿勢も示した。

 法学部には卒論がなく、無事現役で卒業できる見込みという。入学時はプロ入りは頭にはなく、3年春の大学日本代表入りで目標が変わった。それまでは幅広く進路を考えていたが「プロでは野球一本に集中する。(野球以外の道に)未練はない。プロ野球選手になれるチャンスは今しかない」と言い切った。

 最速は150キロを誇り、この秋は法大相手に勝ち点を奪うなど通算6勝を挙げた。「新人で一番下手だという気持ちで、1日を無駄にしないように。プロで本当に通用する、選手生命の長い投手になりたい」。六法全書と赤門に別れを告げ、北の大地からプロ野球の頂点を目指していく。

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