大物ぶり全開?慶大・岩見“ど忘れ”ドラフト「はり治療の予約を入れようと」

[ 2017年10月26日 05:30 ]

バットを手に笑顔を見せる慶大・岩見
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 東京六大学野球歴代3位の21本塁打を誇る慶大・岩見が、運命の10・26を“ど忘れ”していた。ドラフトを翌日に控えた25日は横浜市内の同大グラウンドで練習。

 28日から優勝の懸かる早慶戦を控えており、疲労を取るために定期的に受けるはり治療の予約を、26日に入れようとしていたと語った。

 「午後8時に予約をしようとしたら、先生から“その日はドラフトだけど大丈夫?”と言われて“あっ、そうだった”と。やってしまったな、と一人で笑ってしまった」

 今秋リーグ戦を迎える前までは、決してプロ側の評価は高くなかった。それが、1シーズン最多タイ7本塁打、年間最多12本塁打、歴代通算本塁打で慶大・高橋由伸、法大・田淵幸一に次ぐ3位に躍り出るなど数々の記録を樹立。ヤクルトは外れ1位候補に挙げるほど評価が急上昇した。

 「自分で選べることじゃないので、待つだけ。指名されたらラッキーというくらいに思っている」と平常心を強調した一方で、プロ入り後の目標は大きい。「日本を代表するホームラン打者になりたい。(元ヤンキースの)松井秀喜さんみたいな選手としても人間としても目標とされる選手」。比叡山から1浪を経て慶大に入学し、ど忘れぶりも規格外の大砲が、期待を胸に指名の瞬間を待つ。(東尾 洋樹)

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2017年10月26日のニュース