妻と愛息が見守る前で…広島・江草 涙のラスト登板

[ 2017年9月28日 05:48 ]

ウエスタン・リーグ   広島4―4阪神 ( 2017年9月27日    甲子園 )

<神・広>カープナインに胴上げされる江草
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 登板を終え、ベンチ前でナインに出迎えられると広島・江草の涙腺は決壊した。「我慢しようと思ったけど、マウンドにいる時からウルウル来ていて…」。照れ笑いでプロ生活15年間を締めくくった。

 最終マウンドはプロとしてのスタートを切った甲子園だった。3番手として8回から登板。かつての僚友・狩野に直球勝負を挑み、こん身の134キロを左翼線へと運ばれた。試合後は広島、阪神ナインの順に5回ずつ胴上げされ「感激しています。これまでで今日が一番楽しかった」と笑顔で振り返った。

 元バレーボール日本女子代表でロンドン五輪銅メダリストの妻・竹下佳江(現ヴィクトリーナ姫路監督)と愛息が見守る前での登板。「子どもに投げているところが見せられて良かった」と完全燃焼でユニホームを脱いだ。

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