巨人マイコで0.5差!男気139球 残り3戦は最強3本柱

[ 2017年9月28日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人2―1中日 ( 2017年9月27日    東京ドーム )

<巨・中>お立ち台で喜び合う村田(左)とマイコラス
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 男気だ。巨人は27日、中日を2―1で破って4連勝。マイルズ・マイコラス投手(29)が来日自己最多の14勝目を挙げた。9月2度目の中4日先発で完封が懸かる9回も続投。失点して交代したが、熱い139球だった。阪神と引き分けた3位のDeNAと0・5ゲーム差に肉薄。クライマックスシリーズ(CS)進出へ残り3戦、勝ち続ける。

 映画のようなセリフでお立ち台を締めた。マイコラスが「Here we come(さあ、ここから行こう)!」と決めた。

 「試合前から準備はできていた。今季完投がなかったので、したかった」。今月2度目の中4日、ここ2カ月で10試合目の登板だった。8回4安打無失点で122球ながら、斎藤投手コーチには「自分はいける」と志願した。2―0の9回1死から福田に右中間ソロ、高橋に右前打を浴びて交代。2年ぶりの完封こそ逃したが、今季最多139球で14勝目。「勝利に貢献できてよかった」と笑った。

 映画の主人公のように強烈な個性。バットを、映画「スター・ウォーズ」でジェダイの騎士が戦闘で使う剣・ライトセーバーに見立て、効果音を口で言いながら振り回す。スパイ映画「ジェイソン・ボーン」の公開が日本より韓国の方が早いと知ると「韓国まで見に行こう」と冗談を飛ばした。試合では怒りにまかせ、扇風機を叩き壊したこともある。

 その投球術こそ個性的だ。外国人投手には珍しい遅球の使い手。全139球のうち、約21%の29球がカーブだった。最速154キロとの緩急差35キロで翻弄(ほんろう)。木村投手兼トレーニングコーチは「カーブの良さと三振数が比例する」と分析する。リーグトップの奪三振は、9個を積み上げ187。2位の171で追う菅野には、「完投はしてもいいけど、三振は取らないでくれ」と冗談交じりに注文までつけている。

 「7回の男」だった西村は前日に下半身の異常を訴えて緊急降板し、この日出場選手登録を抹消された。8回からのマシソン、カミネロも3連投中。高橋監督が「一人でいくんだ、という気持ちがあった。(中4日を)気にはしていたけど本人の意志が強かった」と称する気迫で、9回のマウンドに上がった。

 大逆転CS出場を目指し、残りは3試合。菅野、田口の登板日を1日ずつ詰めて「3本柱」を投入するプランが浮上する。「自分ができる限りのことをしてチームをプレーオフに導きたい」とマイコラス。今季最終戦、10月3日のヤクルト戦に中5日で向かう可能性がある。 (神田 佑)

 ≪外国人投手の奪三振王なら球団史上初≫マイコラス(巨)が今季14勝目。15年の13勝を上回る、来日後自己最多勝利となった。この日は9三振を奪い、リーグ最多の187奪三振。過去、外国人投手の奪三振王は02年パウエル(近鉄)、08、09年ルイス(広)、13、14年メッセンジャー(神)が記録。巨人では08年グライシンガー(167奪三振)の2位が最高順位で、マイコラスが獲得すれば球団史上初めてになる。

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