阪神 CSへM1 0―4から糸井の底力!反撃2ラン&9回同点打

[ 2017年9月28日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―4DeNA ( 2017年9月27日    横浜 )

<D・神>9回1死一、二塁、山崎康から右前に同点適時打を放つ糸井
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 執念ドローや!阪神は27日のDeNA戦(横浜)に延長12回4―4で引き分けた。2回までに先発秋山が4点を失う苦しい展開となったが、中盤以降に打線が奮起。6回に糸井の15号2ランで26イニングぶりの得点を挙げて3点を返すと、1点を追う9回には糸井の適時打で試合を振り出しに戻した。クライマックスシリーズ(CS)進出のクリンチナンバーは「1」。2位確定にも半歩前進し、DeNAに連勝すれば最短で29日に決定する。

 本拠地で2試合連続零封負けし、重苦しい空気のまま乗り込んだ横浜スタジアム。反攻を期した一戦のはずが、新人左腕の浜口から5回まで得点を奪えず25イニング連続無得点…。深刻すぎるゼロ行進を続けた中、糸井が一振りで流れを変えた。

 「勝ちたかったけど…。どうなんやろう。まあ明日、是が非でも、みんなで勝ちを取りに行きたい」

 勝ちきれなかっただけに手放しでは喜べない。ただ、4点差を追いついたのはまぎれもない事実だった。6回1死一塁。2球で追い込まれても、超人のスイングは小さくならない。3球目の高め直球を、完璧に捉えた。バックスクリーンへ痛烈なライナーが突き刺さる。13日の巨人戦以来8試合ぶりの15号2ラン。26イニングぶりにチームへもたらした得点は光となり、眠れる打線を呼び起こした。

 土俵際で試合を振り出しに戻したのも、糸井だった。3―4の9回1死一、二塁。守護神・山崎康が投じた宝刀ツーシームを、右前へ運んだ。外角低めへの難しいボールを、右手一本で拾った技ありの一打。二塁走者の代走・江越を同点のホームに迎え入れた。

 金本監督の思惑通りだった。横浜への移動日となった前日26日。ラストスパートへのキーマンにベテラン3人衆を指名していた。「孝介(福留)とか、糸井とか、鳥谷の3人が引っ張っていってくれるんじゃないかな、と思う」。僅差を争う苦しい局面で、それぞれが真価を発揮した。

 試合後、指揮官はこう言葉をつないだ。「勝ちに等しいですし。やっぱり、この2日間の流れ。連続完封負けからすると、やっぱりよく追いついたと思いますよ。本当にお疲れさん。12回までよく頑張ってくれました」。頼れる秋山の早期降板を、打線が奮起して救った。その復調ぶりに、明るい展望が開く。

 「一時の悪い状況は抜けたような気がします。今日ぐらいの気持ちを選手が出してくれたら絶対に勝てると思うし。やっぱり、今日は選手を褒めたいですよね。本当に」

 負ければ2・5差に迫られていた一戦で、千金ドロー。2年ぶりのCS進出は、もう目前。逆転の日本一へ、まずは挑戦権をつかみ取る。(巻木 周平)

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