DeNA山崎康 9回1点差逃げ切れず ラミ監督「彼も人間」

[ 2017年9月28日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA4―4阪神 ( 2017年9月27日    横浜 )

<D・神>9回1死一、二塁、糸井に同点適時打を浴び、険しい表情の山崎康
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 DeNAは痛恨の引き分けに終わった。01年以来16年ぶりとなる勝率5割以上は確定しても、喜べない。4位・巨人に0・5ゲーム差に接近された。ラミレス監督は「この結果以上に悪い負けではなかったことは良いが、今の我々にとって引き分けにメリットはないからね」と渋い表情を浮かべた。

 4―3の9回。指揮官はマウンドに山崎康を送った。ここまで10試合連続無失点中だった守護神。だが、1死一、二塁と走者をため、糸井に1ボールから宝刀ツーシームを右前へと運ばれた。同点打。その後は両軍ホームが遠く、延長12回、4時間30分のロングゲームをドローで終えた。9回から降りだした雨が冷たく染みた。

 2位・阪神との直接対決5連戦。敵地で2連勝し、移動日を挟んで迎えた本拠での第3ラウンドだった。勝てば2・5ゲーム差と虎の背中が見える状況での、今季4度目のセーブ失敗。山崎康は「結果が全てです」と悔しさをにじませた。

 ラミレス監督は「彼も人間なのでこういうこともある。1失点は悪い結果ではない」と責めなかった。残り6試合。初のCS本拠地開催となる2位浮上しか見ていない。山崎康も「きっちり切り替えることが大事。明日に向けてしっかり考えたい」と前を向いた。 (中村 文香)

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2017年9月28日のニュース