栗山監督 大胆采配の根幹に三原マジック「少しでも近づけたら」

[ 2016年11月18日 10:30 ]

栗山監督に正力松太郎賞

投打で活躍する日本ハムの大谷

 日本ハム・栗山監督には、この日の受賞を報告したい人がいる。尊敬する名将・三原脩氏(写真)だ。かつて先入観にとらわれず、前例のない起用法や戦術で「魔術師」と称された三原野球は、栗山監督の野球の根幹となっている。

 「少しでも近づけたらと思っているから。(受賞を)喜んでもらえるなら、うれしい」。日本一になった後、三原氏の義理の息子でもある中西太氏に「三原のオヤジも喜んでいると思うぞ」と声をかけられたという。それが、うれしかった。

 11年オフに監督就任して以来、東京都内にある三原氏のお墓参りは欠かさない。今年1月。墓前でこう言った。「勝たせてくださいとは言いません。困ったときに知恵を貸してください」と。三原氏は近鉄の監督時代に永淵洋三を、ヤクルトの監督として外山義明を二刀流で起用。7月3日のソフトバンク戦での「1番・投手、大谷」は外山以来45年ぶりだった。大谷に投打で力を発揮させて日本一。でも、栗山監督は言う。「大谷の使い方はこれでいいんですかと常に問いかけている。この賞で、もっと精進しろと言われると思う」。名将への報告は、連覇への決意の裏返しだった。

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