阿部 32発放った「09年型」フォームで2000安打達成へ

[ 2016年11月18日 08:15 ]

09年のフォームで打撃練習を行う阿部

 巨人・阿部慎之助捕手(37)が17日、沖縄・伊江島で自主トレを行い、残り83本に迫った通算2000安打達成へ向け、打撃フォーム改造に着手した。右足の上げ方を32本塁打を放った「09年型」に戻し、巨人の大卒選手では長嶋茂雄以来の大台到達を目指す。

 気温30度近くまで上昇した沖縄の離島で、阿部が汗だくになりながらバットを振った。06年に自主トレで訪れ、翌年に野球教室を開催した温暖な地で、この時期では異例の打ち込み。「今年は(右肩痛で)スタートでずっこけた。あの悔しさは来年は味わいたくないからね」と約30分間、打撃マシンを相手に鋭い打球を放ち続けた。

 昨年のオフはバットを握らず、初打ちは1月21日だった。スロー調整で開幕に照準を合わせたが、3月に右肩を痛め、1軍昇格は5月にずれ込んだ。「オフの過ごし方をガラっと変えてみようと思って」と、昨年の反省を踏まえた本格始動だ。

 打撃フォームには変化があった。投手にスパイクの裏を向けるように上げていた右足を、真っすぐに上げるフォーム。「09年くらいの形。ちょっと右足に遊びがある感じ」と説明した。右足を高く上げ、軸足となる左足に重心をしっかり乗せれば、飛距離アップにつながる。「形はどうあれ、打ってみて感じたことで変化できる時期だからね」。来季も一塁で起用される可能性が高く、打撃に専念できる。最近3年間は本塁打数が10本台だっただけに、狙うは13年以来の30本塁打。残り27本に迫った通算400号クリアにも意欲的だ。

 今季、不安を抱えていた右肩の仕上がりも順調で、ノックでは力強い送球も披露。「今が一番いいかも」とプロ17年目を迎える来季に向け、手応えを口にした。通算2000安打へ、残るは83(ハイサイ)本。阿部は「サラッと決めたい」と、離島で強い決意を語った。(川島 毅洋)

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