板山“アニキ超え”2年目4発が最低ノルマ

[ 2016年11月18日 05:30 ]

プロ初の契約更改をアップで終え、記者の質問に笑顔で答える板山

 阪神の板山祐太郎外野手(22)は17日、兵庫県西宮市内の球団事務所で初の契約更改交渉に臨み、180万円増の年俸900万円(金額は推定)でサインした。ドラフト6位で入団した今季は4月22日に1軍デビューを飾るなど40試合に出場。来季の目標には「金本超え」を掲げ、レギュラー定着を狙う。青柳ら8選手も更改した。

 初めての契約更改を終え緊張感の残っていた表情も、会見場のイスに座ると緩んだ。「少し上げてもらいました」。180万円は微増かもしれないが、始まったばかりのプロ生活はプラスからスタート。さらなる飛躍に向け、来季の目標の一つは決まった。

 「ホームランは打ちたいですね。今年は二塁打を含めて長打をあまり打てなかった。(金本監督の現役2年目が4本塁打と聞き)じゃあ、それを目標にします!」

 きっぱりとした物言いが気持ちいい。4本は目標とするには少ないかもしれないが、今年は115打席で本塁打0。安打25本中、三塁打1、二塁打5でパンチ力は秘めているだけに「アニキ超え」を最低ノルマに設定した。

 金本監督とは共通する部分も多い。板山が昨年の阪神のドラフト指名選手中、最下位の6位なら、金本監督も4位と下位指名で広島に入団。ともに右投げ左打ちの外野手で、反骨心の強い性格も似ている。プロ入り後に過酷なトレーニングで「鉄人ボディー」をつくり上げた指揮官同様、ウエートトレーニングで肉体強化に励む。

 「1年通してウエートをずっとやってきたし、この秋のキャンプでも鍛えてきた。その成果が少しずつ打球や送球に出てきたかなとは思う。監督は自分の目標の選手なので、少しでも近づけるようにしたい」

 1番でも先発起用されるなど40試合で106打数25安打の打率・233。巨人の菅野らエース級との対戦でプロの1軍レベルの高さも痛感した。「ストレートに振り負けることが多かった。そこを打ち返さないとレギュラーにはなれない」と表情を引き締める。

 同期のドラフト1位・高山は未更改だが、1500万円からの大幅増が確実。「向こうがどう思っているかわからないけど、負けたくない。(年俸も)いつかは超えられるようにしたい」と下克上精神は持ち続ける。今秋からは内野手にも本格的に挑戦中。ハングリーな若トラが、憧れる金本監督のような出世街道を頭に描き2年目に臨む。(山添 晴治)

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