岩貞 2回途中6失点KO…1死まで28球「チームに申し訳ないです」

[ 2016年7月10日 19:05 ]

<神・広>2回途中KOされマウンドを降りる岩貞(左)
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セ・リーグ 阪神0―9広島

(7月10日 甲子園)
 阪神の岩貞が10日、甲子園で行われた広島戦に先発したが、1回1/3、57球を投げ、5安打4四球、6失点で降板した。

 2連敗中で最下位に沈む阪神だが、6月3日の西武戦から4連敗中の岩貞にとっても連敗ストップを期してのマウンド。

 しかし、2014年のプロデビュー戦以来、4連敗を喫している苦手の広島戦で、いきなり田中、菊池、丸に3者連続四球を与えて無死満塁のピンチに。続くルナには左前タイムリー、新井にも中前2点タイムリーを打たれて3点を失った。さらにパスボールで走者が二塁、三塁に進んだが、鈴木を遊ゴロに打ち取りようやくアウト。1死を取るまでに28球を費やした。

 その後も下水流に四球を与え満塁のピンチとしたが、会沢を空振りの三振、戸田を遊ゴロに打ち取り、打者9人でようやく1回の表が終了。だが、ここまで実に42球を投げた。

 2回にも田中、菊池の連打で無死一、三塁から丸のニゴロで1点を失い、続くルナに中前タイムリーを打たれたところで、たまらずに金本監督がベンチを出て石崎への交代を告げた。しかし、後を受けた石崎も制球が定まらず2四球で満塁となり、鈴木に左前適時打を打たれ、失点を積み重ね、2回で8点を追う展開となった。

 8日の広島戦では、先発した藤浪が8回7安打8失点で5敗目を喫したが、プロ最多の161球を投げたが、この日の岩貞は57球で交代。

 岩貞が2回を持たずに降板したのは、新人時代の2014年9月13日、奇しくも広島戦で先発しながら、1回34球を投げ4失点したのに次ぐ早い回でのKO劇。降板後「早い回でマウンドを降りることになってしまい、チームに申し訳ないです」と言葉短くコメントした。

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