大隣 397日ぶりマウンドで快投、今季初勝利「気持ちよく投げられた」

[ 2016年7月10日 17:47 ]

<ソ・楽>お立ち台でポーズする大隣(左)と細川

パ・リーグ ソフトバンク6―2楽天

(7月10日 ヤフオクD)
 昨年8月に左肘手術を受けたソフトバンクの大隣憲司投手(31)が10日の楽天戦で今季初登板、同6月9日の阪神戦以来397日ぶりの1軍マウンドで6回4安打1失点の好投を見せ、勝利を飾った。

 試合後、お立ち台で大隣は「ちょっと時間がかかり過ぎてしまったけど、本拠地で初勝利挙げられてよかった」とホッとした表情。初勝利には「一日一日を大切にやってきた結果」と胸を張った。この日は思いのほか緊張しなかったそうで「今まで通り温かい声援で迎えてくれ、気持ちよく投げることが出来た」とファンに感謝した。さらに「若い後輩には負けてられない」とも意気込み、やる気に燃えた。

 この日のお立ち台には大隣を攻守で援護した細川も上がった。1号ソロを含む2安打2打点の活躍に自らも「どうしたんだっていうくらい当たりが出た」と驚いた。大隣同様に昨季は右手親指骨折など度重なる故障に苦しんだ細川は「2軍でバッテリーも組みましたし、(大隣が)トレーニングして頑張ってる姿も見ていたので絶対勝とうと思っていた」と強い気持ちで試合に挑んだことを明かした。そんな2人の活躍に工藤監督も「クリスマスと誕生日が一緒に来たような感じ」と独特な表現で喜んでいた。

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