最後は158キロ締め!大谷「長い間待たせました」開幕38日目の初白星

[ 2016年5月1日 17:07 ]

<ロ・日>9回2死、鈴木から三振を奪い今季初勝利となる完投勝利に雄叫びをあげる日本ハム・大谷

パ・リーグ 日本ハム9―4ロッテ

(5月1日 QVCマリン)
 日本ハムの大谷が開幕から38日目でようやく今季初勝利を挙げた。2回に4失点を喫したが、終わってみればこの回以外は無安打に抑え、138球を投げ切って4安打4失点完投。試合後は「長い間待たせましたけど、ここから連勝したいと思います」と力強く巻き返しを誓い、控えめな笑顔でファンの声援に応えた。

 序盤は制球が定まらず、らしくない投球だった。5点の援護をもらって上がった2回のマウンド。先頭のデスパイネにフェンス直撃の中二塁打を打たれると、1死からナバーロの中前適時打で早くも失点。根元、岡田にも連続適時打を浴びてさらに3点を失い、楽勝ムード一転、一気に1点差に迫られた。

 「序盤で点を取ってもらって、すぐに取られてしまったので長い回を投げたいと思った」と振り返ったように、3回に2四球で招いた2死一、二塁のピンチで鈴木を空振り三振に斬って無失点で終えると、4回からは変化球主体で全て3人で終える危なげない投球。9回、最後の打者となった鈴木を158キロ直球で空振りに仕留めて10個目の三振を奪い、マウンドで歓喜の雄叫びを上げた。

 今季は2年連続開幕投手を務めた3月25日のロッテ戦(QVCマリン)で7回5安打3失点と粘りの投球を見せながらも黒星スタート。4月は先発した4試合でいずれも試合をつくりながら勝ち星に恵まれず、我慢の日が続いた。月が替わり、6度目の先発でようやく白星。背番号11は「最後も(点を)取ってもらって楽に投げさせてもらいました」と12安打で9点を挙げた打線への感謝を口にした。

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2016年5月1日のニュース