ロッテ珍事 ゲーム差マイナス0.5差2位 根元V打で4連勝

[ 2016年5月1日 06:38 ]

<ロ・日>2回2死一、二塁、根元は左翼線へ適時二塁打を放つ

パ・リーグ ロッテ5―1日本ハム

(4月30日 QVCマリン)
 高めの直球にバットが反応した。ロッテの根元は2回2死一、二塁で「追い込まれていたんで食らいついていった」と、バースの147キロ直球を叩き、先制の適時二塁打。5回にも左犠飛を放ち、2安打3打点でチームを今季2度目の4連勝へ導いた。

 11年目の32歳は3月1日にインフルエンザを発症。開幕から2軍調整を余儀なくされた。だが、一塁で開幕スタメンを張った「アジャ」こと井上が不調で2軍落ちすると、4月26日に今季初昇格。4試合で8打数4安打の打率・500と結果を残している。「まだ4月。シーズンは長い。力み過ぎないようにしたい」と巻き返しを誓った。

 底上げに成功した今季は「代役」が活躍するのが強みだ。ナバーロが出場停止中だった開幕直後は、細谷が打線をけん引した。そのナバーロはこの日も1安打1打点で、処分明けの4月23日オリックス戦(QVCマリン)から6試合連続安打中でチームは5勝1敗と好調。「ナバーロが入って打線のつながりが出た」と伊東監督。貯金を今季最多の7に伸ばし、本物の強さが漂ってきた。 (渡辺 剛太)

 ▼ロッテ・スタンリッジ(6回2/3を7安打1失点で2勝目)風が強くてバランスを崩しそうだったけど、いい投球ができた。

 ≪貯金トップもソフトB消化試合少なく≫パ・リーグで首位ソフトバンクと2位ロッテのゲーム差が「マイナス0.5」となる珍しい逆転現象が起きた。リーグ戦の順位は勝率で決まり、ゲーム差はあくまでも目安で順位決定に考慮されない。試合前は両軍ゲーム差なし。この日引き分けたソフトバンクが25試合14勝8敗3分けで勝率.636、勝ったロッテが28試合17勝10敗1分けで勝率.630。ソフトバンクは試合消化が少なく、引き分けもあるため、ゲーム差が「マイナス表記」となった。

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2016年5月1日のニュース