巨人 九州遠征中止 藤崎台球場は照明落下、外野隆起…開催不可能 

[ 2016年4月17日 07:00 ]

外野の壁が崩れた藤崎台県営野球場

 巨人の堤辰佳ゼネラルマネジャー(GM=50)は、19日に熊本、20日に鹿児島で予定していた主催試合の中日戦2試合の中止決定に「来場するお客さんの安全を最優先に考えた時に無理だろうという判断」と説明した。

 熊本藤崎台球場は球団スタッフから外野部分の芝の隆起、内野席の破損や、照明の落下などの報告が現地から入っているという。交通手段も分断されており、開催は不可能な状況だった。

 堤GMはこの日の広島戦前、鹿児島の状況については「(鴨池)野球場や宿泊施設、輸送経路については問題ないことを確認している」としていたが、主催者の読売新聞社は九州地方の余震が続いていること、野球用具の輸送のメドが立たないこと、被災地の方々の心情などを総合勘案し中止の判断を下したとみられる。

 中止となった試合のチケットの払い戻し方法などは後日発表される。代替試合の日程も現時点では未定。球団関係者は「本当に楽しみにしてくれたファンの方々がいたが、地震が起きて今はそれどころではないと思う」と厳しい表情で話した。

 ▼中日・西山和夫球団代表(巨人戦の中止決定を受け)当然の判断だと思います。見に来てくださるお客さまの安全が第一ですから。

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2016年4月17日のニュース