立命大・東がノーヒッター 京大相手に四球2個のみ

[ 2016年4月17日 09:13 ]

京大戦でノーヒットノーランを達成した立命大・東

関西学生野球第3週第1日 立命大12―0京大

(4月17日 皇子山)
 1回戦2試合があり、京大を12―0で破った立命大の東克樹投手(3年)がリーグ史上29人目(完全試合1試合を含む)の無安打無得点試合を達成した。東は7回まで走者を一人も許さず、8、9回に四球を計2個与えただけで9三振を奪った。打線も17安打と爆発した。同大は1―0で近大に先勝。今秋ドラフト候補に挙がる近大の150キロ右腕・畠世周投手(4年)は3敗目を喫した。

 同じ轍は踏まない。9回のマウンド。立命大の146キロ左腕・東は「何も意識せず、3人を全力で打ち取る」ことだけに集中した。先頭打者を四球で出したが、続く2人は三振と遊ゴロ。最後は決め球のツーシームで三ゴロに仕留め、ガッツポーズで締めくくった。

 開幕戦の関学大戦で8回までノーヒットに抑えながら、9回に崩れてサヨナラ負け。後藤昇監督から「おまえは詰めが甘い。ヒットが1本出たら代えるぞ」と猛ゲキとともに送り出された。この日は140キロ前後のキレのある直球と変化球が低めに集まり、7回まで走者を許さなかった。

 昨秋は左肘の炎症で戦列復帰した1月まで約5カ月を要した。目標にするのは、同じく小柄なヤクルトの石川だ。「投球術は参考になるし、打者の裏をかくことを心掛けている」と話す1メートル70の左腕。「優勝しないとチームとして意味がない。ここからです」と3連覇へ照準を定めた。

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2016年4月17日のニュース