大谷 4度目先発も今季初勝利ならず 8回2失点も援護なし

[ 2016年4月17日 16:20 ]

<日・ロ>3回、好守を見せた谷口(左)を出迎える大谷

パ・リーグ 日本ハム3―5ロッテ

(4月17日 札幌D)
 日本ハムの大谷翔平投手(21)が17日、札幌ドームで行われたロッテ戦に先発したが、8回125球を投げて4安打2失点、5四球7三振で降板。今季4試合目の先発も、初勝利はまたもお預けとなった。

 プロ4年目で初めて開幕3試合白星なしと苦しいスタートを切った大谷。この日は初回、先頭の岡田をフォークで空振り三振に斬ると、2死から清田をストレートの四球で歩かせたが4番デスパイネを直球で右飛に打ち取って無失点で終えた。しかし2回、井口の中前打と四球で2死一、二塁とされると、中村に高めの157キロ直球を捉えられて右翼フェンス上部を直撃する適時二塁打とされ、2点のリードを許した。

 3回も悪い流れを断ち切れず、この日4個目の四球などで無死満塁のピンチ。しかし井口を浅い右飛に打ち取ると、本塁を狙った清田を谷口がワンバウンドの好返球で刺すビッグプレーが飛び出して流れは一変。大谷はなお2死一、二塁から鈴木を3球で見逃し三振に仕留め、この試合最大のピンチを無失点で切り抜けた。

 味方の好守備に後押しされた大谷は4回以降は立て直してわずか1安打に抑え、追加点を許さず。しかし打線の援護に恵まれず、1―2の8回で無念の降板となった。

 日本ハムは土壇場の9回に近藤の右前適時打で追い付いて試合を振り出しに戻したが、延長10回に3番手・増井が3失点を喫して今季初の3連勝を逃した。

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2016年4月17日のニュース