「残念で悔しい」阪神・和田監督が4年間の采配振り返る

[ 2015年10月13日 19:10 ]

会見を行う阪神・和田監督

 今季3位に終わり退任する阪神の和田豊監督(53)が13日、大阪市内の阪神電鉄本社で記者会見し「ファンの皆さまの温かいご声援、叱咤激励に応えられず、非常に申し訳なく、残念で悔しい気持ちでいっぱい」と、時折言葉を詰まらせながら4年間の指揮を振り返った。

 3年契約の後、1年契約で10年ぶりのリーグ制覇を狙った今季は、終盤まで優勝争いをしながら届かず、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでは巨人に1勝2敗で敗退した。「勝負どころでの失速、同じことを繰り返してしまった」と振り返った。

 選手、コーチ、監督で31年間着続けた阪神のユニホームを脱ぐことになったが「まだ実感はない。本心は敗戦の悔しさが気持ちの中を占めている」と無念さを強調した。

 就任1年目の2012年は5位。13年は2位でCSに進出し、14年は2位からCSを勝ち抜いて日本シリーズに出場した。監督通算273勝281敗21分けだった。

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