阪神 金本氏と3度目交渉 結論出ずも新体制づくり加速へ

[ 2015年10月13日 05:30 ]

東京ドームを訪れた金本氏

セ・リーグCSファーストS第3戦 阪神1-3巨人

(10月12日 東京D)
 阪神は12日、来季監督として就任要請している金本知憲氏(47=スポニチ本紙評論家)と都内で3度目の交渉を持った。今季限りでの退任が決定している和田豊監督(53)ら現体制に配慮し、水面下で極秘裏に接触を試みてきたが、チームはクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第3戦(東京ドーム)で巨人に敗れ、敗退が決定。来季に向けた新体制づくりが一気に加速することは間違いない。

 敵地・東京ドームで迎えたCSファーストSもラスト3戦目をものにすることができず敗退が決定。2015年シーズンの終戦を見届けた阪神・南信男球団社長は帰阪したチームとは別に都内にとどまった。

 来季監督への就任を要請している金本氏もテレビ解説のために東京ドームを訪問し、試合後も都内に滞在。都内で3度目の交渉を持った南球団社長は午後11時半過ぎにホテルへ戻り、「何も話すことはありません」と話すにとどめた。

 南球団社長以外にも四藤慶一郎球団専務、高野栄一球団本部長の姿があり、2度目の交渉だった8日と同様に球団幹部総動員で金本氏に監督就任を望んだとみられる。結論は出なかったものの、あらためて誠意を示した形だ。

 10年ぶりのリーグ優勝を狙った今季は9月9日まで単独首位に立ちながら失速。9月27日の広島戦に敗れてV逸が確定したことで和田監督は辞意を固め、球団に伝えた。9月30日に開かれた球団取締役会で今季限りでの退任が報告。あわせて来季監督候補として既に一本化していたOBの金本知憲氏に就任要請することが決まった。

 翌1日には兵庫県内のホテルで金本氏と極秘会談し、南球団社長自ら約2時間にわたって監督就任を要請した上でチームの再建論など意見を交わした。広島の敗戦で3位が確定した翌8日にも2度目の極秘会談があり、球団からは南球団社長以外にも四藤専務らが同席。これまで編成面にはほとんどタッチしてこなかった同専務が同席したことで金本氏に対する球団のバックアップ体制がより鮮明となった。

 特に2度目の会談は約5時間に及んだが、組閣に関する話題は一切封印。再び熱い再建論をかわした。金本氏の結論をせかせず、熟考の姿勢に誠意を示した。主力選手の高齢化や若手選手の伸び悩みから投打の主軸を外国人選手に頼るなど課題は山積。大役を引き受けるか否か、回答までに相当な時間を要することに理解を寄せてきた。CS敗退を受けて3度目交渉となった今回も同様に結論は持ち越された。

 和田監督は13日に大阪市福島区の阪神電鉄本社を訪れ、坂井信也オーナーにシーズン終了を報告し、退任会見に臨む。来季への新体制づくりが一気に加速することは明白で、金本氏の出す結論に注目が集まる。

 ≪交渉経過≫

 ▽9月27日 リーグ優勝の可能性が消滅し、和田監督の退任が決定的に。新監督候補が金本氏に一本化されたことが判明。

 ▽同30日 球団取締役会で和田監督の退任が決定。その後の坂井オーナーと南球団社長のトップ会談で、金本氏へ監督就任要請を行うことが決まる。

 ▽10月1日 南球団社長ら球団幹部と金本氏が、兵庫県内のホテルで約2時間の極秘会談。

 ▽同6日 1日の交渉では就任要請に留まり、話題が組閣やチーム編成にまで至っていないことが判明。

 ▽同7日 球団幹部は、金本氏と何度でも交渉に臨む考えであることを明かす。また、チームは3位でCS進出が決定。

 ▽同11日 金本氏はCSファーストステージの巨人―阪神第2戦をラジオ放送の解説で訪れ、新人ながら先発で2安打した江越に熱視線。

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