和田 最終登板で“戦力”アピール FAでも他球団オファー確実

[ 2014年9月20日 05:30 ]

<カブス・ドジャース>力投する和田(AP)

ナ・リーグ カブス4―8ドジャース

(9月18日 シカゴ)
 今季の最終登板で、カブス・和田が自身の「商品価値」をアピールした。救援陣が逆転を許して5勝目はならなかったが、5回80球で5奪三振、1失点。ここ数日間、左太腿裏の上部がけいれんを繰り返していたというが、「自分にとっては最後のアピールの場だし、悔いのない投球をしたいと思っていた」と必死に腕を振った。

 最大の見せ場は4回。1死一、三塁で、8月の対戦で本塁打を許した4番ケンプを空振り三振に仕留めた。さらに5番ラミレスを内角低めの速球で見逃し三振。「変化球を狙っているようだったので、見逃しが取れる確信があった」と胸を張った。

 左肘手術を乗り越えメジャーデビューを果たした今季。「肩、肘に大きなケガがなく、(ローテーションを)飛ばすことなく投げられたのが自信になった」と振り返った。来季の契約選択権は、年俸500万ドル(約5億4500万円)で球団が保有。和田獲得に熱心だったセオ・エプスタイン編成担当取締役は「非常に優れたシーズンだった。健康ならどういう投球ができるか証明した」と評価した。仮にカ軍に残留できずにFAになったとしても、他球団が獲得に動くのは確実。「(来季は)今年よりいい状態にもっていく自信がある」と力強かった。

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2014年9月20日のニュース