44歳斎藤 来季も楽天で現役続行!将来の監督候補として期待

[ 2014年9月20日 05:30 ]

楽天の斎藤

 楽天が、斎藤隆投手(44)と来季も契約を結ぶことが19日、分かった。宮城県仙台市出身のベテランは、来季に日米通算22年目のシーズンに臨む。

 既に球団は来季も現役として契約を結ぶ方針を固めており、シーズン終了後にも下交渉が行われる見込みだ。この日、イースタン・リーグ西武戦(利府)での登板機会はなかった斎藤は「契約のことなので自分からは何も言えない」と慎重に言葉を選んだ。

 斎藤は昨季にメジャーから8年ぶりに日本球界に復帰し、地元球団でもある楽天に入団。東日本大震災で大きな被害を受けた東北全土の「復興のシンボル」として期待され、中継ぎで30試合に登板し3勝0敗4セーブ、防御率2・36の成績を残して日本一に貢献した。現在は2軍調整中だが今季も31試合に登板。闘志を前面に出す投球で被災地に勇気を与えている。

 日米で実績ある斎藤は周囲の人望も厚く、この日の西武戦でも一塁ベンチで若手に積極的にアドバイスを送った。球団は近い将来の監督候補としても大きな期待を寄せている。来年2月で45歳となる大ベテランは来季も精神的な支柱として発展途上のチームを支える。

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2014年9月20日のニュース