森 スタメンマスク3連勝!田辺代行「並の新人じゃない」

[ 2014年9月20日 05:30 ]

<西・ソ>4回無死一、三塁、5号3ランを放ち、身長1メートル98の一走・メヒア(左)とタッチを交わす1メートル70の森

パ・リーグ 西武6-3ソフトバンク

(9月19日 西武D)
 しっかり守り、そして打つ。末恐ろしい19歳だ。西武のルーキー森が4回無死一、三塁から右翼ポール際に5号3ラン。9日のロッテ戦(QVCマリン)以来となる一発に「詰まった分、切れなかった。追加点が欲しい場面で、最高の結果になって良かった」。自身のスタメンマスクの連勝を3に伸ばした。

 優勝の可能性が消滅し、来季を見据えて若い力を試す時期。ここに来て森も捕手での先発が増えてきた。これまでの4本塁打は代打で3本、DHで1本。捕手で先発すれば当然リードに気を使うが、まずは守りでチームのリズムをつくってスタメンマスクでの初アーチにつなげた。高卒新人の5本塁打以上は、最近では86年の西武・清原(31本)、93年の巨人・松井(11本)以来。「うれしいこと。まだまだ打っていきたい」と前を向いた。

 田辺監督代行も「本当に凄い。低めの変化球への反応がいいし、並の新人じゃない」と賛辞を惜しまない。リードでも先発・牧田のリズムのいい投球を引き出し、7回には牧原の二盗を阻止と強肩も見せた。攻守に際立つ存在感。正捕手の座をつかむ日も、そう遠くはない。

 ▼西武・牧田(6回2失点で7勝目)野手に点を取ってもらい(6回のピンチを)最少失点で抑えることができて良かった。

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2014年9月20日のニュース