ソフトバンク“都立のダル”獲り 最速145キロ腕指名候補に

[ 2014年9月20日 08:01 ]

ソフトバンクが指名候補に挙げる都雪谷の鈴木

 ソフトバンクが今秋ドラフトの指名候補に都雪谷の最速145キロ右腕・鈴木優投手(17)をリストアップしていることが19日、分かった。

 鈴木は1メートル81の長身と端正なマスクから「都立のダルビッシュ」の異名を取る。伸びのある直球に加え、スライダー、カーブ、スプリット、ツーシームと多彩な変化球が持ち味。2年時から注目され、3年春の都大会には11球団のスカウトが集結した。今夏東東京大会は8強に進出。大会後に「上の世界を目指す」とプロ志望を明言し、17日に日本高野連へ志望届を提出した。

 ソフトバンクは鈴木が2年生の頃から視察を続けており、将来性を高く評価。都立高校から大学、社会人などを経ずに直接プロ入りとなれば、投手では05年に中日から指名された高江洲(たかえす、都府中工)以来9年ぶり2人目の快挙となる。

 また今春センバツに21世紀枠で出場した都小山台の144キロ右腕・伊藤優輔投手(17)が、東都大学リーグ・中大への進学を希望していることも判明した。伊藤も今夏東東京大会で8強に進出。準々決勝で帝京に敗れたが「大学でプレーを続けたい」と、進学を希望していた。

 ◆鈴木 優(すずき・ゆう)1997年(平9)2月5日、愛知県生まれの17歳。小4で野球を始め、東京・目黒四中では目黒バックスに所属し、主に捕手。高校入学後に投手へ転向し、1年秋からエース。昨夏東東京大会は5回戦で敗退。1メートル81、78キロ。右投げ右打ち。

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2014年9月20日のニュース