日本人投手に“鬼門”の2戦目 松坂、ダル、そしてマー君も…

[ 2014年4月10日 11:14 ]

初登板となったブルージェイズ戦では初勝利をマークしたヤンキース・田中だったが…

 米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)は9日(日本時間10日)、本拠地ニューヨークでのオリオールズ戦に先発。7回101球を投げ、7安打3失点(自責3)10奪三振。勝ち負けはつかなかった。ヤンキースは4―5で敗れた。

 メジャーデビュー戦となった4日(日本時間5日)ブルージェイズ戦(トロント)で初勝利を飾ったヤンキースの田中は9日(同10日)、本拠地でのオリオールズ戦に先発した。

 初登板初先発を白星で飾った日本人投手は田中で9人目だが、過去8人の2戦目にスポットを当ててみると、意外に苦戦している。

 初勝利から連勝したのは1997年の伊良部(ヤンキース)、2002年の石井(ドジャース)、09年の上原(オリオールズ)の3人で、黒星を喫したのは07年の松坂(レッドソックス)、08年の黒田(ドジャース)、09年の川上(ブレーブス)の3人。1998年の吉井(メッツ)と2012年のダルビッシュ(レンジャーズ)は勝ち負けが付かなかった。

 数字的には3勝3敗と五分だが、伊良部は5回9安打5失点、上原も5回0/3を7安打7失点で、打線の援護に救われた形だ。勝ち負けが付かなかったダルビッシュも5回2/3で9安打を浴びている(2失点)。好投したのは、6回5安打1失点の吉井、6回2無失点の石井だけ。初戦を勝った日本人投手にとって2戦目は“鬼門”といえそうだ。

 なお、石井は開幕から6連勝を飾り、4月は5勝0敗でリーグ月間最優秀投手を受賞している。

 ※所属チームは当時のもの

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2014年4月10日のニュース