統一球 やはり飛び過ぎていた 検査結果は“違反球”

[ 2014年4月10日 18:31 ]

2011年シーズンから導入された統一球(日本野球機構提供)

 今季の統一球はやはり飛び過ぎだった。日本野球機構(NPB)は10日、1軍公式戦で使用している統一球の反発係数の検査結果を発表した。

 3月29日の開幕第2戦が行われた6球場で各1ダースずつ検査した結果、統一球の反発係数の上限である0・4234を上回る、平均0・426という数値が出た。昨年4月の検査では平均で0・416だった。

 反発係数の基準値を上回る“違反球”が使われていたことになり、NPBは製造メーカーのミズノ社に原因究明を指示した。

 今回の検査結果は12球団と選手会にも伝えられた。

 NPBの井原敦事務局長は「現時点で原因を特定できないのは申し訳ないが、速やかに原因を究明し、定められた規格の球にしたい」と話した。

 統一球をめぐっては、選手やファンに公表することなく飛びやすく変更していたことが昨年発覚し、当時の加藤良三コミッショナーが引責辞任した。NPBはシーズン中に定期的に行っている検査の結果を発表する方針を決めていた。

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2014年4月10日のニュース