呉昇桓2失点ヒヤヒヤ逃げ切り 登板4試合すべて安打許す

[ 2014年4月10日 10:04 ]

<神・D>9回表2死一、三塁、暴投で2点目を失い、渋い表情の呉昇桓

セ・リーグ 阪神4-3DeNA

(4月9日 甲子園)
 ヒヤヒヤの甲子園初セーブだった。新守護神・呉昇桓が3点リードの9回に登板。3人でピシャリを期待したが、3安打に暴投も重なり2失点。最後は2死二塁から金城を148キロ高めの石直球で押し込み右飛に抑えたが、表情は最後まで厳しかった。
【試合結果】

 「自分の調子が悪かったから点を取られた。きょうはダメだった。コントロールミスが多かった」

 先頭のブランコは145キロ、150キロと真っすぐを続けて遊飛。きょうの球の走りなら安心―。誰もがそう思ったはずが、2死一塁から雲行きが怪しくなった。荒波にも左前打され、続く黒羽根には二塁の頭を越される中前適時打を許した。なおも2死一、三塁から金城の5球目に暴投で1点差。一打同点の窮地に立たされながら、何とか逃げ切った。

 「球の高さでミスが多かった。自分でも課題は分かっている。きょうは(ファンに)ジェット風船を持ったまま、長い間待たせてしまって申し訳ない」

 試合後の取材では「ざんげ」で締めくくった。3月29日の巨人戦以来の2セーブ目を記録したものの、登板4試合すべてで安打を許し、3人で終われない事実が猛虎の守護神にとっては、何よりも悔しかった。

続きを表示

2014年4月10日のニュース