汚名返上の逆転弾 お立ち台では西川劇場「監督思い切ったことするな」

[ 2014年4月10日 22:16 ]

<日・楽>試合後、ポーズをとる西川(左)と矢貫

パ・リーグ 日本ハム5―3楽天

(4月10日 札幌D)
 日本ハムは先発の斎藤が2回もたずKOと誤算だったが、同期の西川が2点差をひっくり返す2号3ラン。お立ち台では好リリーフで試合を立て直した矢貫と爆笑トークを繰り広げた。

 2回1死一、二塁のピンチで斎藤をリリーフした矢貫は「まずひとつアウトを取ろうと思って上がったら、西川がエラーしたんでどうしようかと思いました」と悪送球で満塁機を招いた西川をチクリ。5回の3ランについても「こないだもエラーしていたし今日もエラーして、ま、たぶん遥輝が打ってくれるだろうと思っていた」と本拠地のファンを沸かせた。

 「去年も矢貫さんの時にエラーしてたんで頭が上がらないです」と最初こそ神妙な表情だった西川だったが、5回無死一、二塁から送りバント失敗に終わった杉谷に対し「二、三塁という形が理想だったんですけど、できる先輩がああいうことをしてしまったんで」とチクリ。それでも「エラーしてるんで何とかカバーできたらと思って」臨んだ打席で3月30日以来となる一発を放ち、「打った瞬間に入ってくれと祈りました。(手応えは)ボチボチ」と笑わせた。

 前日から3番で起用されているが「監督、思い切ったことするなと」と関西出身らしくジョークが止まらない西川。最後は「明日も頑張る」と意気込んだ矢貫に対し、「明日は矢貫さんの出番がないように頑張りたい」と返して“西川劇場”を締めた。

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2014年4月10日のニュース