「グラティ」決めるぜ!西岡「全身全霊を懸けて」巨人叩く

[ 2013年8月27日 08:06 ]

ホームラン時にするポーズの由来が関本(左)であると説明する西岡

 この日のためにやってきた―。阪神は27日から、5ゲーム差で追っている首位・巨人と運命の3連戦を戦う。奇跡の逆転優勝へ、けん引役を担うのが西岡剛内野手(29)だ。16日に左ひざ痛から復帰して以降、7勝1敗の快進撃。さらに得点シーンでおなじみになっている3本指の決めポーズが「ファンへの感謝」の意味を持つ「グラティ」と命名された。敵地・東京ドームに、何度も何度もグラティを決めてみせる。

 高ぶる気持ちを抑えられない。勝てば天国、負ければ地獄の天王山―。震えるような緊張感の中でプレーすることを臨んでいた男にとって、待ちに待った舞台が訪れる。

 「ずっと巨人戦を見据えてやってきた。体調を完ぺきに整えて、全身全霊を懸けて戦いたい」

 差は「5」。それを「2」にするための戦いだ。2勝1敗では満足できない。ましてやそれ以下では優勝など風前のともしび。簡単にはいかない。だからこそ、死力を尽くして挑む価値がある。

 「8月終わりから9月にかけてもっと厳しい本当の戦いがあると思う」

 7月30日、左ひざ痛で出場選手登録を抹消された。翌31日に鳴尾浜でリハビリを開始した際に、そう胸の内を明かしていた。巨人との最終決戦に万全で向かうのならば、思い切って休む勇気も必要だった。決断は正しかった。約2週間のブランクを経て、16日に1軍復帰するや、虎は8試合で7勝1敗。その1敗も、20日のDeNA戦(横浜)で7点差を勢いでひっくり返されたもの。その間のバットも計35打数12安打で打率は・343に上る。首位追走の原動力は紛れもなく新生・西岡だ。

 初戦に先発する内海との好相性も後押しする。ロッテ時代の交流戦で、13打数5安打(・385)1本塁打。今季は阪神戦での登板がない左腕でも、今春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表との壮行試合で内海の球筋を見ている(結果は右飛)。心配無用。攻略法はすでに脳内にインプット済みだ。

 「クライマックスシリーズではなく、リーグ優勝を目指している。ファンの人と一体になって、必死のパッチでやる」

 このたび、得点シーンでナインが空に向かって3本指を立てるポーズの名が決まった。「Gratitude(感謝)」の語頭部分を取った「グラティ」だ。西岡が誕生の理由を初めて明かす。

 「関本さんと2人だけのやりとりだったのが、いつしかナインに広がった。ファンの声援にポーズでお返ししたかった」

 「グラティ」が決まれば決まるほど、猛虎は勝利に近づいていく。今季最後の東京ドーム3連戦は、左翼席に陣取る虎党と一緒にド派手に締めくくってみせる。

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