楽天 無抵抗の敗戦 主砲体調不良交代と荒れ球でリズム壊れる

[ 2013年8月27日 22:53 ]

険しい表情で選手の交代を告げる星野監督

パ・リーグ 楽天0―4オリックス

(8月27日 京セラD)
 地元仙台で2位ロッテ相手に劇的な3連勝をマークして、関西に乗り込んできた楽天だったが、借りてきた猫のように打線が沈黙。オリックスに先制された後の5回からの攻撃は、わずか1安打で得点できないまま敗れた。

 「いつストライクが入るか分からん投手。絞り切れんかったのもある」と星野監督は、オリックスの新人左腕・松葉が荒れ球が逆に得点機を逸した面もあると、打線をかばったが、暗雲は主砲の交代したあたりから立ち込めていた。

 4回、安打で出塁したマギーが体調不良を訴え代走が起用された。その裏、左翼で先発していた枡田が一塁に入ったが、松井稼の一塁への悪送球からピンチが広がり、先制を許した。直前に満塁の好機をつぶした楽天とは対照的で、先制点でノッた松葉は5回から別人の投球。長距離砲を欠いた楽天打線は精彩を欠いた。

 2位ロッテが勝ち、差は4・5。慌てる数字ではないが、3連勝の流れが変わってしまうかのような無抵抗の敗戦だった。

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2013年8月27日のニュース