巨人叩きの主役は“内海キラー”福留「いい流れで来ている」

[ 2013年8月27日 08:07 ]

内海討ちを誓う阪神・福留

 巨人の先陣をきる内海を叩くのは福留だ。昨年、チームが4度対戦し、わずか3得点しか奪えなかった憎き左腕。今季もすでに10勝をマークするなど、巨人首位の原動力となっている。ただ、そんな強敵も、福留には関係ない。中日時代の05~07年の対戦成績は26打数11安打、打率・423、1本塁打。嫌がっているのは、向こうの方だ。

 自身の調子も6試合連続安打中と右肩上がり。25日の中日戦(ナゴヤドーム)では、点差が9点に広がったため6回の守備から交代するなど、この日からの大一番へ向けて休養も十分だ。

 「気を使ってもらったということ。1日空くし、ゆっくりできるんで体調も上がってくるでしょう」

 背番号8の復調とともに、チームも上昇気流に乗っている。かつて「鬼門」と呼ばれたナゴヤドームで3連勝。21日DeNA戦(横浜)から連勝を4にまで伸ばしており、その間の1試合平均得点は7・25点と驚異の数字を叩き出している。低調気味だった打線は、ポイントゲッターとなる6番打者と並行して完全に息を吹き返した。

 「ここまでいい流れで来ていると思うし、選手の気持ちも乗っていけると思う」

 短い言葉に力を込めた。昨年1勝9敗2分けと大きく負け越した東京ドームだが、今季は6勝3敗とダブルスコア。巨人に地の利はない。打って、打って、打ちまくってGを追走する。福留が、その主役にいる。

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2013年8月27日のニュース