広島 慌てずに接戦を勝ちにつなげる強さ 5カード連続“頭を取る”

[ 2013年8月27日 21:51 ]

8回1死、二塁、広島・松山は右翼線に適時二塁打を放ち雄叫びをあげる

セ・リーグ 広島8―1DeNA

(8月27日 マツダ)
 追いつかれても慌てない。今の広島はどっしり腰を据えて接戦を勝ちにつなげる強さがある。

 エースの前田健を交代させた直後に同点に追いつかれ、流れは悪かった。が、直後の8回裏にDeNAの守備の乱れから勝ち越し点を奪い流れを引き戻すと、そこから一気に6点を追加。1点を争そうエース同士の投げ合いの様相は一転し、スコアだけ見れば広島の圧勝となった。

 3点目の右翼線適時二塁打を放った松山は「いい流れの戦いができている」というように、これで5カード連続して3連戦の初戦を白星でが飾った。いわゆる“頭を取った”この間の成績は9勝4敗で、2桁あった借金も8にまで減り、8月の勝ち越し決定まであと1勝となった。

 初のクライマックスシリーズ進出へ一歩前へ出た感もあるが、夏の疲れが一気に出る9月が本当の勝負。終盤に慌てて勝てる試合を落としてきた近年の広島が、大きく変身したかどうかを見極める秋になりそうだ。

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2013年8月27日のニュース