梶谷 中畑監督推薦の座禅効果?懲罰降格から復帰で決勝打!

[ 2013年4月20日 17:39 ]

中日に逆転勝ちし中畑監督(左)に迎えられる、代打で決勝打を放ったDeNA・梶谷

セ・リーグ DeNA4―2中日

(4月20日 横浜)
 懲罰で2軍降格した梶谷の鮮やかな二塁打でDeNAは逆転勝利を収めた。

 金城の守備妨害でチャンスがしぼみかけた8回2死満塁。「速いボールに対応できるのはコイツ」と中畑監督が送り出したのは、この日1軍に戻ってきた梶谷だった。「見ているといいことがないので積極的にいった」と振り返った背番号63は、空振りの後の2球目をたたき、三塁線を破った。

 9日の広島戦。二塁手だった梶谷がベースカバーに入らず、二塁走者の生還まで許す2点適時内野安打で勝負が決まった。中畑監督は「あれは大チョンボ。プロのレベルじゃない。見過ごせない」と試合後に梶谷の2軍降格を決断した。それから10日。再登録された梶谷のこの打席にかける思いが出た二塁打だった。

 俊足で攻守にも才能がありながら、ミスが多い内野手に中畑監督が勧めたのは座禅。「集中力が高まった。効果が出た」と、監督の顔を立てながら、笑顔で答えたが、ミスをした選手に再度チャンスを与え、それに応えるという昨季までなかった流れができつつある。これで借金1。「3連勝?そうじゃなくて1つ1つ勝っていくという気持ちでやる」と話した中畑監督は確実にチームのレベルアップを肌で感じている。

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