ブランコ　空砲にサヨナラ弾　６戦８本目で初めて勝てた

＜Ｄ・中４＞延長１０回１死一、二塁、中日・ブランコは３ランを放ちベンチへポーズを決める

セ・リーグ ＤｅＮＡ４－１中日

（4月19日 横浜）
　ＤｅＮＡ・ブランコが本塁打を打った今季６試合目で初白星。試合後、リリーフカーに乗ってファンの声援に応えた主砲は「スペシャルな日。この車は救援の投手しか乗れないから最高の気分だ。この車に乗って帰りたいよ」と珍しく無邪気に喜んだ。

　うっ憤を晴らした。同点の延長１０回１死一、二塁。３月３１日の対戦（ナゴヤドーム）でも本塁打を放った山井の内角１４６キロ直球を振り抜いた。「今年一番の当たり」。０９年７月１０日の広島戦（ナゴヤドーム）以来自身２本目の８号サヨナラ３ランはライナーで左翼席上段へ突き刺さった。

　「横浜に来てこういう形で仕事がしたかった。打ち続ければこういう素晴らしい瞬間が増える」。ブランコは移籍後初のお立ち台で力強く約束した。もう何も気にせず、本塁打を量産できる。