80年代の近鉄 88年ロッテと伝説10・19でV逸

[ 2013年4月20日 06:00 ]

近鉄のエースとして活躍した阿波野

 【80年代の近鉄】

 80年にパ・リーグ連覇も、日本シリーズは前年に続いて広島に敗退。81年は最下位で、西本幸雄監督が辞任した。84年5月5日の日本ハム戦(藤井寺)で鈴木啓示が通算300勝を達成。

 87年の最下位を受け、仰木彬監督が就任。88年は10月まで優勝争いを演じ、「10・19」と呼ばれるロッテとの伝説のダブルヘッダー(川崎)を迎える。近鉄は「連勝なら優勝」の条件で第1試合に勝利。しかし第2試合は4―4で延長10回時間切れの引き分けに終わり、優勝を逃した。翌89年は10月12日の西武とのダブルヘッダー(西武)でブライアントが4打数連続本塁打。連勝でマジック2とし、3度目のリーグ優勝を果たした。巨人との日本シリーズは加藤哲郎の「巨人はロッテより弱い」との趣旨の発言もあり、3連勝から4連敗。同年ドラフトで8球団競合の末、野茂英雄が1位で入団した。

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2013年4月20日のニュース