広島・久本 200試合登板白星で飾れず 好調も落とし穴が…

[ 2013年4月20日 06:00 ]

<広・巨>巨人打線につかまった広島・久本(右から2人目)は5回途中で降板

セ・リーグ 広島1-8巨人

(4月19日 マツダ)
 記念すべき200試合登板で、悔しい移籍初黒星を喫した。巨人戦に先発した広島・久本は、5回途中で8安打を浴び、5失点KOされた。

 「調子は良かった」と、切れある最速145キロの直球と変化球で2回まで完ぺきに封じた。落とし穴は3回だった。2死二塁から長野に四球。続く寺内は打ち取ったかに見えたが、遊撃内野安打となり満塁。坂本にカウント1―1から、真ん中に入ったスライダーを左翼席に運ばれた。野村監督が「一気に4点は厳しいね」と振り返る、痛すぎる一発だった。

 前夜は9回に3点差をひっくり返す逆転勝ち。その勢いで、この日も初回に1点を先制。しかし、流れを一振りで変えられた。左腕は「チームに申し訳ないです」と責任を一人で背負った。開幕から4試合に先発も、先行したのは黒星。チームは今季ワーストの8失点で、3位に陥落した。

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2013年4月20日のニュース