松坂 “公開通信簿”ストライク取れ!意識改革へ球団張り出し

[ 2013年2月27日 06:00 ]

二塁へのけん制の練習で汗を流す松坂

 インディアンスのキャンプに招待選手として参加している松坂大輔投手(32)が25日(日本時間26日)、クラブハウスにストライク率の成績を張り出された。昨季30球団中27位の543与四球だった投手陣に意識改革を求めたもので、24日のレッズ戦に登板した松坂の初球ストライク率は43%。先発候補9人の中では4位タイだったが、メジャー平均の58%を大きく下回っていた。

 キャンプインの際にテリー・フランコナ監督は「積極的に攻めよう」と投手陣にメッセージを送った。無駄な四球撲滅が狙い。昨季は右肘手術の影響で制球に苦しんだ松坂も「どんどんストライクを投げようと言われた。四球でいい場面でも、打たれる方がいいと思うのは日本もアメリカも変わらない」と共感する。

 ストライク先行は松坂にとって大きな課題である。今回1ボール1ストライクからは67%と合格点だが、課題はやはり初球ストライクだ。15勝した07年は61%、18勝の08年は60%をマークした。ここまで調整は順調。「いつも通りの体の張り。疲れもない」。松坂は投手有利のカウントに持ち込んで、開幕メジャー、そして完全復活につなげたい。

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2013年2月27日のニュース