阪神完勝!1軍当落線上の投手で完封リレー 和田監督「力以上のものが出た」

[ 2013年2月27日 06:00 ]

<神・日本>5回1死二塁、伊藤隼が先制適時打を放つ

侍ジャパン強化試合 阪神1―0日本代表

(2月26日 京セラD)
 阪神投手陣が侍打線を完全に封じ込んだ。4投手でわずか3安打しか許さない完封リレー。しかも先発メッセンジャーの後を受けた白仁田、川崎、伊藤和の3人は、いずれも昨季0勝で1軍当落線上の投手だ。試合後の和田監督は満足そうだった。

 「相手が相手だけに開き直って力以上のものが出ていた。これを続けてくれれば」

 4回から登板した2番手の白仁田は、07年の大学・社会人ドラフト1巡目で入団も、5年間でいまだ勝ち星なし。だが、この日は4回に内川、阿部、長野のクリーンアップを3者凡退。続く5回は2死から角中に右越え三塁打されたが、最後は136キロの直球で松田を投ゴロに仕留めた。

 「まだまだだけど、自信になる」と日本を代表する選手たちに投げ勝ち、うれしそうだった。また昨季は1軍登板のなかった川崎と、今季開幕1軍を狙う2年目の伊藤和も好投。指揮官は「白仁田は見てきた中で一番良かった。川崎も十分いける」と称賛の言葉を並べた。

 打線は先発・内海の前に序盤は沈黙したが、5回に伊藤隼が涌井から決勝の中前適時打。投打で若手が奮闘した。過去WBCの2大会に出場し、この日は阪神の5番・右翼で出場した福留は「本番は気持ちの入り方も違う。大丈夫だと思う」と侍ジャパンを気遣っていた。

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2013年2月27日のニュース