青木 イチロー代役で実感「自分を信じて」

[ 2013年2月27日 12:03 ]

3連覇への助言 侍かく戦え ブルワーズ・青木宣親

 過去2大会に出場した青木にとって、勝利へのキーワードは「信」。互いを信頼し、そして自分を信じることだ。

 「自信を持ってプレーしてほしい。いろんなプレッシャーや、時には壁にぶち当たることもある思うが、それらをはねのけるにはとにかく自信を持ってプレーすること。ぶれずにやってほしい」

 09年大会の開幕前日。当初は1番の構想だった青木は、調子の上がらないイチローに代わる3番起用を原監督から告げられた。「腹をくくり、とにかく全力を尽くそうと思った。まさか自分が指名されるとは思わなかったが、信頼してそこに置いてくれた」。意気に感じ、全試合に3番でフル出場して打率・324、チーム最多タイの7打点。ベストナインにも選ばれた。

 青木は「結果を残せるように強く意識した。信頼された証拠だし、自信を持って試合に臨んだ」と当時を振り返る。06年大会はフル出場は1試合もなく計5打数1安打。日の丸の3番という使命感が、自身の飛躍のきっかけとなった。

 09年決勝の韓国戦、延長10回2死二、三塁。イチローのセンター返しに、日本国中が沸いた。ネクストバッターズサークルに向かいながら青木は、人一倍の感慨とともに打球を脳裏に刻んだ。

 「今でも鮮明に覚えている。あの瞬間は一瞬スローモーションになった。それだけ貴重な一打で、見ている方にズシッとのしかかるものだった」。師と仰ぐ背番号51がリーダーの責任を一身に背負い、重圧と戦う姿を間近で感じてきたからだ。

 日本の誇りを懸けて戦い、2連覇を遂げて得たもの。青木は「チームプレーの大切さと、勝つことがどれだけうれしいかを知った」と言う。信じ、和して勝つ。頂点から見えた一番の風景は、かけがえのない仲間たちの笑顔だった。

 ▽過去2大会の中軸比較 06年大会で不動だったのは4番の松中。本塁打0、打点2ながら打率は・433とチームトップで、13安打は大会最多だった。3番は福留が5、イチローが2、多村が1試合。5番は多村が5、岩村が2、福留が1試合務めた。09年大会は3番が青木で固定され、4番は村田が4、稲葉が3、城島が2試合。5番は小笠原が5、村田が2、稲葉と内川が1試合務めた。中軸で本塁打を放ったのは多村の3が最多で、村田の2本がこれに次ぐ。

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