大谷 “最速”バーチャル バッティングセンターで夢の対戦?

[ 2013年1月22日 06:00 ]

遠投を行う大谷

 あなたも大谷の160キロを体感できる!バッティングセンターでプロ野球選手の映像と対戦できるバーチャルバッティングを開発した業界最大手「キンキクレスコ」が、日本ハムのドラフト1位・大谷翔平投手(18=花巻東)の起用へ、近く球団にオファーを出すことが21日、分かった。

 野球ファンには夢のようなプランが進行中だ。黄金ルーキー大谷とのバーチャル対決。 1年目での抜てきとなれば初めて。二刀流を目指す黄金ルーキーも関心を示しており、究極の「大谷VS大谷」が実現するかもしれない。

 「キンキクレスコ」の鈴木耕治社長(39)は「ユーザーから“大谷投手と対戦したい”とリクエストが来ている。子供たちや、野球ファンのためにやりたい」と明かした。

 バーチャルバッティングとは、プロの投手との対戦を疑似体験できる映像付きピッチングマシンで、同社のマシンは全国約170カ所のバッティングセンターで導入されている。

 現在契約している選手は、楽天・田中、広島・前田健らエース級がズラリ。これまでプロ1年目での起用はないが、高校生史上最速の160キロ右腕は話題性抜群だけに、鈴木社長は「知名度、人気がある。“今年活躍したら”という条件など考えていない。今すぐにでも取り扱いたい」と同業界でも即戦力であることを強調した。

 日本ハムでは11年までダルビッシュ(現レンジャーズ)が起用されていたが、メジャー移籍により契約を解消。現在は日本ハムの投手は一人もいないこともあり、背番号11を継承した右腕に「ダル後継」の期待もかかる。肖像権の問題などがあるため球団の許可が必要だが、球団関係者は「成績を残せばいいのではないか」と前向き。鈴木社長は「OKが出れば撮影に入る」と近くオファーを出す考えを示した。

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2013年1月22日のニュース