沖縄市野球場建て替え…広島、キャンプ地候補にうるま市

[ 2012年2月5日 06:00 ]

 広島の来春1次キャンプ地として、うるま市の具志川野球場が候補に挙がっていることが4日、分かった。現在の沖縄市野球場は既に全面建て替えが決まっており、来年12月に竣工予定。地元では「来春も沖縄に帰ってきていただきたい」(東門美津子沖縄市長)との声が多く、協力会などが代替地を探していた。

 具志川野球場は韓国・SKのキャンプ地だが、広島の1次キャンプとは日程が重ならず、支障はない。その上、広島の宿舎から約10キロの距離にあり、車で約30分とアクセス面でも条件に合う。球団は週明けの7日に現地視察を予定しており、キャンプ地として適当かどうか検討する方針だ。

 この日は沖縄市の島袋芳敬副市長(62)らが同市野球場を訪ね、新球場の模型を使って松田オーナーに全体計画を説明した。30億円を投じて現球場跡地に建設する新球場は両翼100メートル、中堅122メートルで1万5千人収容。ナイター照明も付く。併設の屋内練習場は14年末の完成を予定する。

 球団は8日にも市側との話し合いを予定。松田オーナーは「屋内練習場とブルペンはまだ定かではない。現場の声を踏まえ、8日に意見を伝えたい」と話している。

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2012年2月5日のニュース