石川が初代主将!生え抜き25歳…ナインの意見一致

[ 2012年2月5日 06:00 ]

ベースランニングするDeNA・石川

 DeNAの初代主将に石川雄洋内野手(25)の就任が濃厚であることが4日、分かった。ナインの間では石川を主将に据えることで意見が一致。近日中にも中畑監督の承認を経て正式決定する見込みだ。

 昨オフに主将だった村田が巨人にFA移籍。中畑監督は「主将はこっちから指名しない。選手たちが話し合って、“こいつしかいない”って自然と決まっていくと思う」と語っていた。新沼選手会長を中心に意見を出し合い「あいつは真面目で負けん気も強い。若いけどみんなで支えながら、ついていこうと思える」と生え抜き8年目の石川に白羽の矢を立てた。

 石川は09年から遊撃手のレギュラーに定着。翌10年に打率・294でリーグ2位の36盗塁とブレークした。指揮官も「新球団の初代主将だから生え抜きが望ましいと思う」と話しており、石川の主将就任へ障害はない。

 石川は「そういう(主将という)タイプではないと思っていたので、そう言っていただけるのはありがたいです」と言葉を選びながら答えた。4年連続最下位から上位進出へ。石川主将が攻守でナインを引っ張る。

 ◆石川 雄洋(いしかわ・たけひろ)1986年(昭61)7月10日、静岡県生まれの25歳。横浜高では西武・涌井とともに03年センバツ準優勝。04年ドラフト6巡目で横浜に入団し、06年1軍デビュー。10年には広島・梵と盗塁王争いを演じ、36盗塁をマークした。昨季は125試合で打率.260、0本塁打、22打点、12盗塁。1メートル83、78キロ、右投げ左打ち。年俸5700万円。

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2012年2月5日のニュース