なぜ?黒田に正式オファー出せない2球団 レンジャーズに追い風の背景

[ 2012年1月8日 07:23 ]

 日本ハム・ダルビッシュ有投手(25)の独占交渉権を獲得したレンジャーズが、ドジャースからFAの黒田博樹投手(36)の獲得にも名乗りを上げたことが6日(日本時間7日)、分かった。

 黒田の争奪戦が長期化していることは、レ軍には追い風となっている。

 これまでヤンキースとレッドソックスのライバル2球団がリードしてきたが、米球界関係者は「両球団とも、ぜいたく税の問題があり、なかなか黒田に正式オファーを出せない」と話す。

 ぜいたく税とは規定のチーム総年俸を超えた時に支払う税金。ヤ軍の現時点での年俸総額は、すでに上限(1億7800万ドル)に迫っており、超えた場合の課税率は42・5%となっている。つまり、黒田の年俸相場は1300万ドル(約10億100万円)前後だが、ぜいたく税がかかるために、球団の負担は実質1853万ドル(約14億2700万円)。
昨季、課徴金を払ったレッドソックスも年俸総額を抑える方針で、両球団がけん制しあっている状況なのだ。

 一方、レンジャーズの現時点での年俸総額は7280万ドル(約56億560万円)。ダルビッシュに高額年俸を支払ったとしても、上限まで余裕があり、ヤンキースとレッドソックスを上回る条件提示が可能だ。

 ▽ぜいたく税(Luxury tax) 年俸総額に対する課徴金のことで、94年のストライキを契機に、戦力の均衡化や年俸抑制を目的に導入された。年俸総額規定を超えた場合に支払い義務が生じる。昨季の場合、1億7000万ドルの上限額を超えたのはヤンキース(2億1604万ドル)とレッドソックス(1億7411万ドル)の2球団で、上限額を差し引いた額に乗率(変動)した金額を大リーグ機構に支払う。今年の上限額は1億7800万ドル。

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