阪神、菅野の“女房”ドラフト候補にリストアップ

[ 2012年1月8日 06:00 ]

昨年まで菅野(奥)とバッテリーを組んだ東海大・伏見

 虎が寅(とら)を捕らえる!阪神が今秋ドラフトの上位候補として、菅野の女房役を務めていた東海大・伏見寅威(とらい)捕手(21)をリストアップしていることが7日、分かった。

 前日に新年の練習を開始した伏見は1年秋から先発マスクをかぶり、菅野ともバッテリーを組むなど経験豊富。今季は主将を務める。遠投100メートルの強肩で、二塁送球タイムはプロレベルの1・9秒台。「打つ方もさらに良くなってきている」(球団関係者)と、2年春に首位打者&MVPを獲得するなど攻守に高いレベルを誇る。

 阪神は城島、藤井彰が今季で36歳を迎え、中堅クラスの捕手も伸び悩んでいる。ラガーマンだった父・英俊さんが付けた「寅威」という名も球団との縁を感じさせる。「プロに入れればいいですし、No・1と言われるようやっていきたい」と伏見。球団は菅野もリストに残す方針だが、一方で愛妻の獲得にも力を注ぐ。

 ◆伏見 寅威(ふしみ・とらい)1990年(平2)5月12日、北海道千歳市生まれの21歳。小3で野球を始め、東海大四(北海道)では1年秋から捕手の定位置を獲得するも、甲子園出場経験はなし。東海大では1年秋から出場。2年春には首位打者、MVP、ベストナインを獲得し、日本代表入り。昨年12月の日本代表候補強化合宿メンバーにも選出された。リーグ通算は打率・307、5本塁打。1メートル82、83キロ。右投げ右打ち。

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2012年1月8日のニュース