松坂の代理人ボラス氏「ポスティングは欠陥制度」

[ 2012年1月8日 06:00 ]

レッドソックス・松坂の代理人、スコット・ボラス氏

 レッドソックス・松坂の代理人も務めるスコット・ボラス氏(59)は、1球団としか交渉できないポスティング・システム(入札制度)の欠陥を指摘した。

 その上で、入札ではなく獲得を希望する全球団と交渉し、契約後に、いわゆる「移籍金」を選手と日本所属球団で配分する私案を披露した。

 06年オフ、レッドソックスは当時の最高額となる約5111万ドル(当時約60億円)で松坂の独占交渉権を獲得した。その後の契約交渉について「ポスティングの交渉は非常に難しい」と語ったボラス氏は現行の入札制度の欠陥をこう指摘した。

 「良くないのは入札で1球団に絞ること。選手は希望球団に行けないし、1球団との交渉では正当な年俸の評価を手にすることはできない。日本のチームにも良くない」

 岩隈や中島のような悲劇を生む原因の一つとなっているのが、「入札金も選手獲得費用の一部」とするメジャー球団の考え方。入札額が高ければ、選手の契約に回る資金は減ってしまうからだ。

 ボラス氏は入札制度に代わる私案も披露した。「私のアイデアはこうだ。まず、入札はやらない。選手は獲得の意思がある大リーグ全球団と交渉する。それはFA選手の交渉と一緒で、正当な年俸を獲得できる。その上で選手と日本の在籍球団が配分すればいい」。

 現行制度で50億円の入札があり、契約に50億円しかないという状況でも、同氏のアイデアなら、総額100億円を手にできる。あとは球団と分配すればいいとの理論だ。

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