「ツー」でなく「トゥ」!巨人語はENGLISH

[ 2011年3月1日 06:00 ]

世界で通用する野球を目標に英語のチーム内浸透を目指す原監督

 巨人がグラウンド内で英語の「公用語」化を目指している。

 「(英語は)ジャイアンツ語だから。世界で通用する野球をやろうということ。一塁からワン、ツー、スリー、フォー。そしてアイガットイットってね」

 そう言って胸を張った原監督。既に宮崎キャンプ中から取り組みはスタート。投内連係の練習で、捕手の鶴岡が「ワンアウト満塁」との場面指示を「ワンアウト、ワン、ツー、スリー」とするなど、英語でのコミュニケーションが日常化しつつある。日本球界では一塁~本塁…を指す言葉は「ひとつ」「ふたつ」「みっつ」「よっつ」が一般的。ファースト、セカンド…とするチームもあるが、巨人では米球界にならう。「二塁に投げろ」の指示は「ふたつ」から「ツー」となる。

 英語化のきっかけは、外国人選手の存在だ。チームは今季、バニスター、ライアルら新外国人が加入し、現在チーム内には育成選手も含めると外国人選手は12人にものぼる。そのうち英語圏の選手が9人。09年にWBCで指揮を執った原監督も世界の強豪と戦った経験から、英語化に貪欲だ。沖縄第2次キャンプ中の2月25日。内野陣が高い飛球を捕る練習で、ライアルが「I got it!」と叫ぶと、指揮官は「今の発音でいこう」とネーティブな発音を他のナインにも要求したほど。今では多くの選手が「ツー」ではなく「トゥ」の発音をマスターしている。

 昨年6月に楽天本社の三木谷社長が、社内で英語を公用語にすると発表。楽天球団でも職員のミーティングでは一部、英語を使用している。「巨人軍はアメリカ野球に追いつき、そして追い越せ」とは球団創設に尽力した正力松太郎氏の遺訓の一つ。だけど原監督、試合後の記者会見だけはいつまでも日本語でお願いします。

 ◇楽天本社内での英語公用語化 楽天球団の本体である楽天本社の三木谷浩史社長が10年6月30日の会見で、事業を将来的に27カ国・地域に拡大する戦略を発表。これに伴い12年をメドに社内業務をすべて英語にする方針を打ち出した。「英語ができない役員は2年後にクビにします」と発言。朝会、経営会議の英語化に加え社内の案内板、社員証の表記などが英語化している。

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