楽天“秋田出身”後藤獲りへ!松井稼獲得は断念

[ 2010年10月20日 06:00 ]

楽天が獲得を狙うオリックス・後藤

 楽天が国内フリーエージェント(FA)権を取得したオリックス・後藤光尊内野手(32)の獲得に乗り出すことが19日、分かった。誕生が秒読みとなった星野楽天の補強第1弾となる。

 最下位からの巻き返しへ、照準を絞ったのはシュアな打撃に定評がある後藤だった。「二遊間は補強ポイントの一つ。FA宣言するなら当然、調査しないといけない」と球団関係者。今季楽天は右打者の高須、渡辺直、打率3割をマークした両打ちの内村で二遊間を形成。パンチ力と勝負強さを持つ左打者の獲得でセンターラインの強化を図る。後藤は今季、いずれも自己最高となる打率・295、16本塁打、73打点をマーク。戦力外になった中村紀の抜けた三塁も任せられることで、オーダーのバリエーションが増えるのも利点だ。当初はロッキーズ傘下3Aの松井稼獲得を目指したが、こちらは断念した。
 後藤は10日、オリックスと1回目の交渉を行い複数年契約を提示されたが態度を保留。FA権行使は必至の状況だ。中日も代打要員で獲得を目指すが、楽天は主軸として期待。東北・秋田出身であることも追い風だ。獲得となれば08年オフの中村紀以来、球団では2人目のFA補強となる。

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2010年10月20日のニュース