これが“セ界1位”の実力 中日が巨人に快勝

[ 2010年10月20日 18:04 ]

1回中日1死二塁、森野が左前に先制打を放つ。投手東野

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦は20日、ナゴヤドームで行われ、リーグ覇者の中日が5―0で巨人に快勝、1勝のアドバンテージを含め対戦成績を2勝0敗とした。

 両チームがCSで日本シリーズ進出を懸けて戦うのは4年連続。これまで中日が1度、巨人が2度、日本シリーズに進んでいる。レギュラーシーズン3位ながら同2位の阪神とのファーストステージを2連勝で突破し、勢いに乗る巨人。対する中日は2日のヤクルト戦(神宮)以降、実戦から遠ざかっており、影響が懸念されたが、初回チェンは3者凡退の好発進。その裏、中日は打線が爆発。森野、ブランコ、藤井が適時打を放ち5安打で一挙4点を奪った。
 3回まで無安打に抑えられた巨人も反撃。4回1死一、三塁、5回は2死満塁と中日・チェンを攻め立てたがともに無得点に終わった。中日も5回1死一、三塁、6回2死満塁としたが後続が倒れた。
 7回、中日はブランコ四球から谷繁、堂上直の連打で待望の追加点が入り5―0とリード。巨人も4回以降毎回走者は出すものの、中日の小刻みな継投に交わされて0行進が続いた。
 9回、中日は守護神・岩瀬を投入。1四球は出したものの0点に抑えた。

 ▼中日・チェン 最初から全力でいった。結構緊張したけどみんなが打ってくれて野手に感謝です。(CS初勝利)

 ▼中日・森野 チャンスでは絶対打とうと思っていたが、初回に来た。ガチガチだったけど強い気持ちを持って打った。(2勝にも)気を緩めずにあすからも全力で。(初回、先制タイムリー)

 ▼中日・落合監督 日にちが空いて難しい試合だったが、疲れを抜くのにちょうどいい期間だったんじゃないか。内容はともかく、きょうは勝てばいい試合。上出来じゃないの。

 ▼巨人・原監督の話 重い4点だった。打線はもう1本(出れば)というところだった。しぶとく戦っているので、まあ、いいでしょう。あしたはニュートラルな形で戦いたい。

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2010年10月20日のニュース