中3日の強行登板実らず…東野、1回に4失点

[ 2010年10月20日 21:52 ]

1回、中日打線につかまり、汗をぬぐう巨人先発の東野

 【巨人0―5中日】「初回。あの回だけですね」と、右腕は唇をかんだ。巨人ベンチがレギュラーシーズン2勝10敗の鬼門ナゴヤドームでの初戦を託したのは、阪神とのファーストステージ第1戦で勝ったばかりの東野。中3日での強行登板だったが、立ち上がりの制球の乱れを中日打線にとらえられた。

 一回、安打と送りバントでいきなり1死二塁。森野に浮いた速球を左前に適時打され、和田には内角攻めをしのがれ四球を選ばれた。ブランコへは、追い込んでからのスライダーが、ボールゾーンまで曲がりきらない。フェンス直撃の二塁打で2点目を失うと、続く藤井にも2点適時打を浴びた。
 原監督は中3日での起用について「たくましく、一歩一歩成長しているということ。これも糧ですよね」と説明した。厳しい日程でマウンドに送ったのも、チームの勝ち頭となるほど力をつけた右腕への、信頼の表れだったのだろう。期待に応えられなかった東野は「(中3日の)影響はない。まったく関係ない」と、責任を一身に背負い込んだ。

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2010年10月20日のニュース